【インタビュー】森薗政崇とボブソンの6年目。これまでの5年間を振り返る。

 

森薗政崇選手とボブソンは所属契約を更新し、2023年2月から6年目に入りました。


それに際し森薗選手が挨拶に来社頂けるとのことでインタビュー!


ボブソンに所属してからこれまでの5年間の思い出、そして今後のお話などを聞かせて頂きました。


最後にはお知らせもありますので、ご覧ください!

 

 

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ボブソン企画事務所前には2019~2023年の森薗選手が全日本で着用したウエアーとパスが展示されています



 

ーー2か月ぶりですね(笑)。今回も宜しくお願い致します。


森薗:そうですね(笑)。こちらこそ宜しくお願い致します。


ーー今回はボブソンとの所属契約が6年目になる、ということでこれまでの5年間の歩みを振り返って行ければと思います。
まずは選手としての質問ですが、この5年間をザックリ振り返ってみるとどうでしたか?


森薗:卓球選手として、この22歳から27歳ってキャリアの中でものすごく重要な時期なんですよ。身体も動くし、経験もついてくる。もちろん現在は選手寿命もかなり伸びてきていて、35歳や45歳でも世界と戦える選手が出てきています。といえど、この5年間は選手としては本当にゴールデンタイムだと思うんですよね。

選手として大きな出来事でいえば、この間、世界卓球に3回出場することができました。これからもまだまだ上を目指していくつもりですが、まずはこの5年間を本当に充実したものに出来たなという気持ちで満足しています。

 

 

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ーー5年間で一番印象的だったことはなんでしょうか?


森薗:個人的には世界卓球の代表を決める選考会ですね。コロナ禍も含めると3回あって、優勝して通過したんですが、やっぱり選考会ってものすごく過酷なんです。2日間で6試合とか、3日間で15試合とかがあったりして。その過密なスケジュールを勝ち抜けたことは自信になりましたし、「これから俺は世界に挑戦していくんだ」という気持ちで高揚したのを今も覚えていてますね。

それにそういうキツい状況になるほど、応援してくれる人がいる、一緒に戦ってくれる人がいるっていうことに気付かされますね。実際現場にはいなかったり、個人競技なので戦うときは一人ですけど、そういう人たちに後押しされているんだなっていうのは間違いないです。


ーー充実した選手生活は周りの人たちなくしてのものだったんですね。
ボブソンに所属したことで感じたことなどはあったでしょうか?


森薗:所属して一番最初の頃が印象的だったんですが、ゼッケンにBOBSONと名前が入ったときに、卓球協会の方に「え?なんで?」って言われたりとかして。そこから会話が始まったりすることがありましたね。

ボブソンが幅広い年代の方に知られていることを知って、僕自身もものすごく引き締まりましたね。語弊を恐れずに言うなら「悪いことできないな」と(笑)。

 

 

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ーー卓球って生涯スポーツの一つにもあげられますが、本当に年齢層も広いですよね。ボブソンのことを知ってくれている方も多いかもしれません。


森薗:すごい広いですね。大会だと年齢で部が分かれたりしますが、今一番上には90歳以上の部があります。そういう意味では僕や卓球を通じて、小さな子供さんからお年寄りまでの広い層にボブソンのことを知ってもらいたいという想いもありますね。少しずつではありますが、実現できていると思います。

 

ーーいつも本当にお世話になっています。。。
ボブソン社は、宇田選手と新たにスポンサー契約もさせてもらったんですが、(インタビューはこちら )森薗さんに相談もされたと伺ってます。


森薗:そうなんです。話を聞いたときはめちゃくちゃ嬉しかったですね。ボブソンにものすごく強い選手が増えたなと。レベルの高い選手と同じ場所で同じ目標に向かっていくっていうのは、自分の憧れていることでもありましたから。

それに宇田は服好きですごくお洒落なので、アパレルであるボブソンのスタイルにもハマっていると思います。
ボブソンが場を整えてくれ、宇田と一緒に関わっていける形になって嬉しいですね。

 

 

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「最近オーバーオールにハマってるんです」と森薗選手。現在ボブソンで制作中の赤色を試着されていました。

 

 

ーーまた尾崎社長と宇田さんと3人で座談会的な企画ができると面白いかもしれませんね!
前回の対談でも思ったんですが、個人的に森薗さんと尾崎社長の信頼関係が印象的でした。これまで色々なことがあったと思いますが、お二人の間での印象的なエピソードがあれば教えてください。

 

森薗:もしかしたら前回も話したかもしれないですけど。試合が終わったらスポンサーに報告をするっていうのはプロ選手としてすごい当たり前のことなんです。

でも、所属になって序盤の頃、試合後の報告を入れたとき「無理して報告入れなくて大丈夫。練習だったりケアだったり、競技の時間を優先してくれていいから。」と言われたんですね。そこがすごいなと思いました。自分が競技をやっていた人しか言えない言葉だなと。

選手って練習はもちろんですが、ケアの時間や食事や映像研究だったりしていると、練習がたとえ一日6時間でも、トータルでいえばほとんど一日卓球のことをやっているんですよ。そこを理解していただいてるっていうのが、競技者に対しての造詣が深いんだなと感じましたね。

 

ーー社長も卓球の競技者の一人でしたから、選手に対する視点が近いかもしれないですね。

 

森薗:これも前に言いましたけど、全日本決勝に敗戦して電話入れたときは「ええから!今は本当に無理しなくてええから!」と強く言われました(笑)。でも、社長からも悔しさが伝わってきましたね。

卓球もそうですし、色んなことに対するベクトルが近いので、一緒にやらせてもらって心地良いですし、ありがたいですね。

 

 

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ーー少し話はそれるんですが、今回ナショナルチームには選手としてだけでなく、強化スタッフにも名前が入っていましたよね。それはどういった経緯だったんでしょうか?

 

森薗:そうなんですよ。ベテランになってきたこともあり、卓球業界に選手としてだけでなく、多角的に何かやっていけたらいいなという思いがありました。公認卓球コーチという卓球の指導者養成資格がありまして、実は去年 取得したんです。

それで今年度のナショナルチームのメンバーの中に、選手と強化スタッフで二つ名前が入ってるんですね。メインはもちろん選手なんですが、今後のキャリアを考えたときに、選手の目線を持ちつつ指導者の勉強が出来れば、両方の気持ちやスタンスを理解したうえでの良い発想が出てくるんじゃないかと。


ーーこれからの自分の道も見据えてってことですね。


根幹には選手として自身を強化していきたいという気持ちがあります。ただ、指導者としての勉強も、若いうちからやった方がいいんじゃないかと個人的にずっと思っていたんです。まず自分が最初にやれればという思いがありました。

中途半端という風に見える人もいるかもしれないですけど、一つのことに集中することが必ずしもベストではないと思っていて。出来る範囲で色んな勉強をしながら、選手として勝つことを最優先に、競技に取り組んでいければと思っています。


ーー会社経営もされていますし、ナショナルチームの選手をしながら森薗さんほど多角的に動いてる人はなかなかいないと思います。


森薗:尾崎社長も好きだと思うんですけど、0から1を考えるのが好きなんですよ。夢を語ることが好きなので、難しいことですが、やりがいも感じます。選手としても、新たな卓球選手の形を作っていけるように頑張っていきたいと思います。

 

ーーボブソンとは6年目の契約になります。今シーズンの抱負などあれば聞かせてください。

 

森薗:最近28歳になったんです。もうナショナルチームの中ではかなりベテランの域に達してきたんですけど、まだまだ自分としては勝負していきたい、挑戦していきたいという気持ちがあります。技術の向上はもちろんですが、もっともっと自分の卓球スタイルを変えていく。

「選手として全ての試合を頑張りきる。」「結果を出すために努力する。」っていうのは当たり前で、それ以上に「新しいことを怖がらない。」というのを今年の目標にしています。

 

ーー本日はありがとうございました!6年目も宜しくお願い致します!

 

 

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【お知らせです!】


5月21日 第5回SDGs杯男女混同ダブルス卓球大会(硬式の部) 森薗選手 参加決定!


ボブソンソフトアスリートが主催する次回のSDGs杯に森薗選手もご参加頂けるとのこと!

是非皆様 当日会場でお会いしましょう◎

チケット申し込みはこちらから!